"とびひ"には注意して下さい。特に夏に多発する子供の皮膚病です。6歳以下の子供に発症しやすく、2〜3歳が最多です。"とびひ"の直接の原因は細菌感染ですが、虫刺されや湿疹などによるかき傷が間接的な原因となります。
またアトピー肌や乾燥肌(子供は思春期になるまでは乾燥肌が多い)の人は、皮膚のバリア機能が低下しているため"とびひ"に感染しやすくなっています。"とびひ"には感染した細菌により2種類に分類されます。
@ 黄色ブドウ球菌の感染
最初は少し赤く、次いで小さな水疱ができ、それがだんだん大きくなりくるみ大になります。 薄い水疱は破れどんどん感染していきます。夏場に子供に多いタイプで、日本の"とびひ"はほとんどがこのタイプです。
A 黄色ブドウ球菌とレンサ球菌の感染
二種の細菌の混合感染。季節的な偏りは少なく、成人にも発症します。
水疱がすぐに破れて黄褐色のかさぶたになります。
治し方
軽症の場合は抗生物質軟膏を塗り、ガーゼで覆います。1日3〜4回、患部を清潔にした後、軟膏を塗り直します。次々できる場合は内服も必要になります。湿疹化して痒い場合は、抗生物質含有の副腎皮質ステロイド外用剤や抗ヒスタミン剤の内服薬を併用します。
予防
皮膚の清潔に保つ事は言うまでもない事ですが、セラミドを補っていつも皮膚を潤わしておけばかなり予防できます。特に「富士美人」アピットジェルは最適な保湿剤です。アトピー肌の方はベトベト感を嫌いますが、このジェルは全くベトベト感がありません。また殺菌効果抜群で皮膚をツルツルにするクリーム状のローション、マジカルウォーター(ホワイトリリー化粧品)も予防効果が高いです。
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